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企業経営論と岡田ジャパン【その6】

ステップ③の詳述です。
7月1日の【その1】では以下のように書きました。
------------------------------------------------------------
③身を置く事業領域、競争市場(戦場)を決める

ここは岡田ジャパンにとっては所与のものである。
サッカーという競技も、
ワールドカップという場も、
予選リーグの組(抽選の結果としてE組)も、
所与と偶然であって、選択の余地はない。
------------------------------------------------------------

昨日【その5】でもステップの手順について補足したが、
③のステップについても
④のステップ(内外環境の分析)の後に回す方が適当かもしれない。

さて、それはさておき
岡田ジャパンにとって③については何も選択肢のない問題である。
従ってここの詳述は単なる企業経営論になってしまうのでサラっと
すませたい。

教科書的には、


『事業ドメインの決定』といわれるプロセスである。
<誰に>
<何を>
<どのように>
提供するのかを定義、明確化することである。

例えばラーメン屋を始めるにも
誰に、何を、どのように、
提供するかによって、商売の戦いは大いに変わるわけである。

ラーメン屋と決まっているだけでは、まだ<何を>は不明確である。
・みそ、塩、しょうゆ、…の味付けの違い
・トンコツ、鶏がら、魚介系、…のスープの違い
・太麺、細麺、縮れ麺、…の麺の違い
といった違いで“何を”がようやく決まるわけである。

何によってそれを決めるかにセオリーはない。
・それが好きだから、
・それが得意だから、
・それをひろめたいから、
・それなら勝てそうだから、
決める上での背景や理由はいろいろありえる。

“競合がいないから”そこを狙う、という決め方である必要はない。
むしろ、“好き”とか“拘り”とか“直観”とか、
そういう部分で決まるものである。


<誰に>については大いに誤解を生む部分であるので少し丁寧に説明する。

あくまで、誰を顧客の主要な層にするか?という命題である。
そこで決めた以外の層の顧客が来たら排除するということではない。
また男女、年齢、職業、といったことだけで決めるものでもない。

例えば、
・残業帰りのお腹を空かした20代独身男性、とか
・お値打ちランチを求める老若男女、とか
そういう意味での<誰か>を明確にイメージすることである。


<どのように>についても誤解があるかもしれない。
要するに、技術やスタイルに関わる部分である。

頑固一徹の寡黙な大将なら、
とにかく味と商品(ラーメン)だけで満足させたいとの考えから、
ひたすら渾身のラーメンを出す、
ただそれだけが<どのように>の根幹かもしれない。
事業主がそれでいい、とするならそれでいいのである。

また、とにかく店員が大声を張り上げやたらと元気で威勢の良い店がある。
それは、そういう元気をお客さんにもあげたいという思いからかもしれない。
それも一つの<どのように>である。

いずれにしても、
想定した主要顧客(つまり“誰”)の多くが、
それを受け容れてくれなければ独り善がりに終わってしまう。

事業主の拘りの出せる部分、出したい部分ではあるが、
顧客に支持されれば正解だし、支持されなければ不正解である。
答えはお客さんだけが握っているし、
必ずお客さんが正解か不正解かも示してくれる。


事業ドメインの3要素
<誰に>
<何を>
<どのように>
については、
事業主の好きなように、思いのあるところに、
決めるしかないというのが正直なところである。

ただし、それを無思考に、無批判に、採用するのでなく、
一度冷静になって
「これで勝負できるのだろうか?」
「これで勝てるのか?」
と、客観的な立場の人を交え客観評価してみることも必要である。



最後に、岡田ジャパンには選択の余地のない問題としたが、
これは事業承継者にも言えるかもしれない。

事業承継者にとっては、
先代の手がけてきた事業、顧客、製品、社員、取引先、…
すべてが所与である。


ただし、それは事業承継者の承継後の10年、20年すべてにおいて
所与とは言えない。

次の時代にも引き継ぐべき、守り通さなければいけないもの、
がある一方、
自身が、自身の時代に、新たに生み出す事業、製品、顧客があってもいい。
むしろそうあるべきかもしれない。


この意味合いにおいて、
事業承継者にとっても事業ドメインの決定、というプロセスは重要である。
どこかの時機、どこかのタイミングで、真剣に向き合わなければいけない。

ちなみに蛇足だが、
こうした事業承継者の新事業進出の課題について、専門家や行政は、
『第2創業』『経営革新』といった言い方をしている。


次回は④について詳述します。
SWOT分析などと言われる自社分析も含むプロセスです。

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