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企業経営論と岡田ジャパン【その8】

ステップ⑤の詳述です。
7月2日の【その2】では以下のように書きました。
------------------------------------------------------------
⑤勝っていくための戦略(競争戦略)を決める

これは2006年のドイツ大会が終り、オシムが監督に就いた時点で、
大きな戦略は決まっていたと思われる。
途中で交代した岡田監督もそれを踏襲した。
それは、
◆走り勝つサッカー
である。
(中略)
それから、少し専門的になるが、やはり
◆俊敏性を活かしたパスサッカー
◆FWが高い位置からプレスをかけていく全員が守備をするサッカー

こんなところが岡田ジャパンのベスト4に向けた戦略だったはずである。
------------------------------------------------------------

◆走り勝つサッカー
◆俊敏性を活かしたパスサッカー
◆FWが高い位置からプレスをかけていく全員が守備をするサッカー

これはもちろん素人である私の仮説や解釈に過ぎません。ただ、サッカーにはそこそこ精通していますので、まんざらでもないはずです。
あくまでこの前提で話しを進めます。


この(競争)戦略は、
【その7】の外部環境分析と内部分析をふまえた結果、導かれるものであるということは述べてきた。

◆走り勝つサッカー
これは、季節が冬季であることが大前提であるものの、
・持久力
・しぶとさ
・根気など
など、日本人の強みや特性にかなったものである。
「強みを生かす」という鉄則が押さえられている。

◆俊敏性を活かしたパスサッカー
これは、“パスサッカー”という、“目指す姿”ありき、であるように思われる。
つまり、
“パスサッカー”を実現するために、強みである俊敏性がちょうど活かせる、
という発想である。

伝統的に、日本のサッカー関係者やサッカーファンは、
ブラジルやアルゼンチンの南米型パスサッカー、攻撃サッカーを
賛美し良しとしてきている。

逆に言えば、守りを基本にして、一気にカウンターで決める、という戦い方を
良しとしていない。

◆FWが高い位置からプレスをかけていく全員が守備をするサッカー
これは戦術にも近いが、
要するに全員が守備に献身的でなければ強豪国の攻めには耐えられない、
という自分たちの守備力についての現実的な認識を踏まえた結果の当然の帰結としてのものである。


いわゆる実力から言ってしまえば、ランキングが示すように、
「ベスト4に入る」などというビジョンや目標は、
荒唐無稽!
誇大妄想!
の類いと言われても仕方ないわけである。

そうした中で、「ベスト4」を実現しうる戦い方の可能性は、
・一か八か的な戦い方
・リスクを冒した戦い方
それしかないのである。
弱者が強者に勝つためには正攻法では勝てないという事実認識である。



さて、企業の場合。
述べてきたように戦略は達成したいビジョンとその達成にかけようとする時間に規定される。

ビジョンが着実なレベルのものであるのに、戦略がリスクテイキングなものである必要はない。
反対に、ビジョンが野心的なものであるのに、戦略が従前の有り体なものでは実現は覚束ない。

・外部と内部の分析を客観的に冷徹に実行し、
・戦う場、事業ドメインを決め、
・ビジョンを決め、
・それらに整合的で明確な競争戦略を打ち立てなくてはいけない。


例えば、世界の自動車メーカーの戦略。
大手は、電気自動車に活路を求める組とハイブリッドに活路を求める組に分かれている。
大手と言えども、同時に大きな経営資源を投入できないわけである。
従って、時間の中でその展開シナリオを描き、戦略を描くわけである。

中堅メーカーには、電気自動車であれハイブリッドであれ、
大手と真っ向勝負していっても持久戦で勝てないという自己認識がある。
その中で独自のエコカーの姿を構想し、独自の活路を求め、戦略を描くわけである。


(競争)戦略なんてものは、中小企業においては浮世離れしたものである、
そのように認識されている現実が一定にある。
この認識は是非とも改めていただきたいのである。


経営資源のより限られた中小企業だからこそ、
経営資源を集中投下しなくてはならないのである。

そのためには、
集中投下すべきポイント、方向性が「どこ」なのか、
明確に見えていなくてはならない。

そのためには
・外部と内部を良く見渡し、
・相応しい戦う場を明確に自覚し、
・パワーの出せるビジョンを描き、
・それを実現するための戦い方、競争の仕方をはっきり決める
この一連の分析、思考、検討、立案の過程が必要なのである。

(競争)戦略の立案と言っても、この一連の過程の一つに過ぎないのである。


ビジョンを実現するために、
もちろん勝ち残っていくためにも、
是非、競争の戦略を打ち立てていただきたいのである。


次回は⑥について詳述します。

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