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中国は日本を併合する/平松茂雄

中国は日本を併合する中国は日本を併合する
(2006/02)
平松 茂雄

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【ひと言紹介】
中国の軍事的脅威を具体的に検証的に提示してくれます。私たちは北朝鮮よりもむしろ中国脅威論の中身を具体的に知る必要があると気づかされます。この本はその意義にあまりある内容です。

【抜粋】
・“中華帝国”の再興、つまり17~18世紀の清朝最盛期に誇った中華帝国史最大版図の復活こそ毛沢東が建国当初から描いたグランドデザイン。そこには台湾、朝鮮半島、沖縄も含まれる。
・この大目的に向け“陸・海・空(宇宙)”の三位一体作戦を10年20年の超長期視点から着実にまったくブレずに展開してきている。
・この実現過程には米国の介入が必至。米国に対抗するには核保有が絶対条件と。現に朝鮮戦争、インドシナ戦争、50年代末の台湾海峡危機、では悉く米国の核威嚇を受けた。
・64年、核(ウラン型)爆発実験成功。70年、中距離弾道ミサイル完成。ここに最小限核抑止力を持つに至る。

・核保有国同士における核抑止の論理↓
・核兵器の質量で優れた側(例えば米)が第一撃により相手の核報復力を先制攻撃(対兵力戦略)することになる。これに対し劣勢側(例えば中国)は相手の第一撃から生き延び、心理的効果を狙って相手国住民を目標に報復攻撃(対都市攻撃戦略)を採用することになる。ここに優勢側(例えば米)と言えども第一撃に踏み切れない論理、すなわち核抑止力が成立する。また非保有国への核攻撃においてもその非保有国の同盟国が保有していれば“核の傘”による核抑止力が成立すると考えら(期待さ)れている。

・70年代になって海からの拡大を展開。74年、南シナ海の西沙諸島(本来ベトナムのEEZ)の一部を軍事占領。88年、南沙諸島(本来フィリピンのEEZ)の一部を占領。99年、ミスチーフ環礁に鉄筋コンクリートの軍事施設建設。・90年代、“平湖ガス田”開発が活発化。92年著者自らその模様をヘリで取材中継し、フジTVスーパータイムで流し、産経新聞にも掲載。が世間は無関心。
・90年後半に入り後に国民的関心を呼んだ日中中間線際の“春暁ガス田群”開発が本格化。
・04年ようやくマスコミがこれを問題視し、故中川昭一などのアピールもあって日中の政治問題化に。

・400海里未満で向かい合う二国間の海洋におけるEEZ(大陸棚)はその中間線、が“大陸棚法”の規定。また“大陸棚自然延長”という規定があり、物理的な大陸棚が200海里を超えているなら最大350海里までEEZを延長可能というもの。中国はこの立場、すなわち中間には位置するが“春暁ガス田群”は自国の大陸棚自然延長のうちにあると主張。
・日本は97年に国連海洋法条約を批准しやっと日中中間線を東シナ海に設定。しかし“春暁ガス田群”がそれに跨ることも当然認識のうちであるにもよらず、抗議も対話もせず見て見ぬ振り状態で放置。

【所感・解釈】
・著者は中国人の超長期思考を前提に、その“大中国”国家戦略をかように炙り出していきます。なかなかショッキングな内容でもあります。「まさか」と思いたいところでもあります。
・しかし、このように丁寧に一つ一つ事実を提示されると、楽天家の僕でも「そうかもしれない」という気も。
・ひと言紹介、にも書いたように、まずは事実を知ることが重要、その意味で著者と本書には敬服の念さえ覚えます。
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