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なぜあのリーダーに人はついていくのか/中谷彰宏

なぜあのリーダーに人はついていくのかなぜあのリーダーに人はついていくのか
(2008/06/13)
中谷 彰宏

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【ひと言紹介】
全5章71節構成。1~4章にはまんべん無く“いいもの”が散りばめられてある。著者の経験や直観に基づく個人的見方ではあるが、入口的リーダー論としてお薦めしたい一冊。

【抜粋】
<1章:リーダーとは何か>
・“リーダーシップは学ばなければ身に付かない”→ポストに就き時間が経てば身に付くものでもない。もちろん学べば身に付く、わけではない。
・“「この人から褒められたい」という人になろう”→尊敬する人からは叱られても嬉しい。逆に褒められても嬉しくないリーダーがいる。
・“リーダーの使命は今そこにないものを思い続けること”→部下に見えないものを見せてあげること。
・“部下に達成感、満足感、感動を与えてあげるのがリーダー”→達成感、満足感、感動の反対語が金銭報酬。

<2章:尊敬されるリーダーの条件>
・“部下がついていきたくなるのはかっこいいリーダー”→哲学や美学やスタイルを持っている人がかっこいい。
・“リーダーは本気だと思わせないと人はついてこない”→部下をリードできる要素はリーダーの本気でしかない。

<3章:人を育てるのがリーダー>
・“一番根気がるのがリーダー”→親だって何年もかけてしつけ育てた。10年後を目標に育てる根気が必要。
・“部下の失敗を笑って許していてはダメ”→部下の失敗には失敗のフォローと失敗から学ばせることがリーダーの役目。トライした失敗はフォローすれば良い。ミスによる失敗は、ミスに気づいてて反省していない場合は叱って性根を正す覚悟が要る。気づいてない場合には気づかせ学ばせてあげる。

<4章:なぜあの人は部下をイキイキさせるのか>
・“リーダーはリダイヤル能力が必要”→同じ事を100回でも平気で言い続け分からせようとできること。
・“叱らない人はリーダーにはなれない”→サブが叱って自分はなだめ役ではリーダーではない
・“孤立の先に尊敬がある”→叱ると嫌われ、嫌われると孤立する。その先に尊敬が生まれうる。
・“厳しいリーダーに部下はついてくる”→厳しくすることは困難で皆避けたい。それをできるからこそリーダー。
・“リーダー自らメモをとる”→組織の学習姿勢はメモ習慣の有無でわかる。その習慣はリーダーの習慣による。
・“リーダーの仕事は良き社風をつくること”→社長がボンヤリしていれば緩い社風ができあがる。社風をつくろうと意識しなくとも社長というポストは何らかの社風をつくってしまうポストと自覚せよ。

【所感・解釈】
この本を読んで中谷彰宏氏への評価がガラリと変わった。ソフトカバーで軟派なお手軽本の体裁を取りながらも、これだけ簡明かつ骨太にリーダー論を展開できる人はそうはいない。著者評価はともあれ、あるべきリーダーの姿勢、行動、像を手短なフレーズでタイトル化してあるところも価値が高い。
この本に書いてあることの半分でも継続して一貫して行動化できるなら、十分に人のついてくるリーダーになれると思う。

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