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東日本大震災から四日目の随意メモ/

昨日14日に続き、東日本に生産拠点を持つ製造業の多くが操業停止を迫られています。自動車各社では、明日16日まで操業停止を決めているトヨタ等の他、20日まで停止を決めたホンダなど、影響は長期化の様相です。

震災から四日目、まだまだあらゆる混乱が生じやすい状況にあります。混乱を生じさせる根っこには、人の心理面での不安や怯えが大いにあることでしょう。その心理が、正確な事実情報の把握や確認や発信という行動を阻むのだと思います。

「みんな、どうか、落ち着いて」、という願いを込め、いくつか観られた重大な不具合点について留めておきたく。


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◆福島第一原発について、三者が各々に情報発信するのは止めないか?
核燃料棒が露出し、炉心溶融の危機が生じる状況が、1号機→3号機→2号機と推移してきた。同じ事象について関係者が頻繁に会見し、それが生中継される。関係者とは、『官房長官(政府)』、『東京電力』、『原子力安全・保安院』、の三者だ。

頻繁な情報開示はよい。しかし、三者が同じ事象について、場所と時間を異にして会見するものだから、会見の前提である事実情報にズレが生じている。

政府が常に最新情報を把握していることは絶対不可欠である。「政府も把握してますよ」、ということを国民に知らせ、安心を付与していくことも合わせて不可欠である。従って官房長官が随時、情報発信する必要はある。ところが、その内容に当事者の見解とのズレが確認されれば、国民はかえって不安と不信が募ってしまう。

東京電力が当事者として見解を声明することも当然に必要である。しかし、である。(監督当局だと思われるが、)原子力安全・保安院が、事態変化について個別に会見する意義はこの際認めにくい。
もし彼らに監督当局としての真摯で誠実な責任意識があるのであれば、東京電力と同席して会見に臨む方がいい。そして、同じ時間に、同じ空間にいて、同じ論点について、必要があれば監督当局としての言葉を述べるべきであろう。


二日目、1号機が初めて危機に瀕した初期の頃には、三者がしっかり連携しているような印象を持ったが、どうやらその連携が崩れているように感じられてならない。人災の因子が孕みつつある。



◆東電の「計画」停電という名目の「様子見」停電
昨日は、原発の危機の一方で、東電の計画停電についての二転三転で関東圏は混乱をきわめた。東電にしたところで、計画停電などというオペレーションは初の試み。何の失敗もなく実施できることの方がむしろ不自然ではあろう。だから、いちいち細かな指摘をするのは国民としても自制すべきだろう。

とは言え、根本の方針のようなものが揺らいでいての混乱はいただけない。今回の混乱は、まさに方針の揺らぎによるものと診られる。

‐予定外の大規模停電は避ける‐これが不動の方針であろう。

そのためには、多少の不便は強いるし、社会インフラ事業者としての社会的責任を果たせないことにはなっても、混乱の最小化のため、計画どおり電力実需用に関係なく、計画停電を実行する。これが東電の在り方なのだと、当初我々国民は理解した。

ところがである。東電の実際の方針は、実需用をモニターし、停電しなくても済むなら停電せずにいく、という曖昧な「様子見」停電だったのだ。これによって、停電するものだと思っていた我々国民は、「あれ?停電しない。なぜ?」、と訝り、不信を抱き、混乱した。

この方針には政府が政治判断ではっきりさせる必要があるだろう。仮に後者の方針が、総合的、長期的に良いと判断するなら、はっきりそう明言し、政府と東電が並んで国民に協力要請するべきであろう。


政府は、東電は原発の危機対応とのダブルパンチで相当に経営判断能力が毀損していると考え、もっと介入し二人三脚の体制をとっていくべきである。

・・・

他にもあるが、長くなったので震災後四日目のメモはこんなところで。
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