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クレーン車暴走-6児童死亡事故の行方/

おはようございます。今日で震災二カ月です。

と言いながら今朝は、4月に栃木県鹿沼市で起きたクレーン車暴走による6児童死亡事故について。

一昨日、宇都宮地検は当事故の運転手を自動車運転過失致死罪で起訴しました。危険運転致死罪の適用は見送られました。

この起訴を受け、警察庁が全国の警察署に発した通達に腰が砕けました。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
この通達は以下の2点。

1.免許(取得・更新)申請者に対し、てんかんなど意識障害の発作を伴う病気について適正に申告させるべくポスターで呼び掛けること
2.交通事故捜査では、事故原因が運転手の病気であることを見逃さないよう捜査を徹底すること


「いや、いや、いや、…」^_^;


再発防止への意思と執念が微塵も感じられない、なんと官僚的、事務的、儀礼的、形式的、まま事的な通達だろう。揶揄しても揶揄しきれない。

“ポスターで適正な申告を呼び掛ける”って。
確定申告じゃあるまいし…アホか!

事は児童6人の命が一瞬に失われたという重大事故。しかも、当該被告は過去にも発作による人身事故を起こしていた。が、その時の捜査は「居眠り運転」として処理されていた。


てんかん発作による同様の重大事故は、横浜市で2008年3月にも起きていた。この事故での運転手も、当該死亡事故を起こす以前に、発作を起こし物損事故を起こしていたという。

横浜の事故と今回の栃木の事故には以下の点でまったく同じ構造にあった。
すなわち、
◆運転手が、発作の持病のあることを隠し免許取得してきていたこと
◆薬の服用忘れという本人の不注意によって事故を起こしたこと
◆重大事故の前にも事故を起こしたが、捜査では病気を見落としていたこと


横浜市の事故で当時中学2年の息子を亡くした父親は今回の事故について、
「私たちの事故の教訓が生かされず悔しい」
とコメントしている。


通達の2.にいたっては、起きてしまってからの話である。

それが軽微な事故であれば、将来の重大事故を防ぐ端緒になるかもしれない。が、起きた事故が重大事故ではもう取り返しがつかない。

横浜での事故による被害者の父親は、「どうしたら同じような事故が繰り返されないか」、を考え悩みぬいたという。そして、辿り着いた結論は“厳罰化による抑止力”しかないのだと。

しかし、今回の事故でも、より厳罰に処せる危険運転致死罪の適用は見送られたわけだ。

ちなみに、なぜ適用できないのだろうか?素人見解を言えば、それは、危険運転致死罪成立の要件が飲酒運転を意識して組み立てられているからなのかもしれない。

運転手の発作によって起きるこうした重大事故の再発防止への切り札が、厳罰化にしかないのかも含め、政治家と警察官僚は改めて議論していかなくてはいけない。

そして一日も早く、何らかの抜本的な解決策を打つべきだ。

まま事のような通達を出して済ませていてはいけない。
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