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「貞観政要」のリーダー学/守屋洋

「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し
(2005/11/25)
守屋 洋

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【ひと言紹介】
・中国古典の柱はリーダー学。リーダー学の頂点は帝王学。帝王学を扱った古典が『書経』と『貞観政要』。

・書経は漢の時代にすでに『五経』の一つに数えられ、儒教の原典として、また政治理念を説いている。

・貞観政要は唐王朝の二代目、“太宗”李世民とその重臣たちとの間で交わされた政治問答を中心に編纂。
後の心ある為政者に帝王学の教科書として読み継がれた。
日本でも北条政子や家康も愛好し政治の要諦を学んだ。



【抜粋】
<序章~創業か守成かを問う~>
・どちらもそれぞれに特有な難しさがある。ただ創業はその人でないとできない性質のもの。

<2章~率先垂範、わが身を正す~>
・『荀子』に「源清ければすなわち流れ清く、源濁ればすなわち流れ濁る」と。
源は当然リーダーのこと。

<3章~臣下の諫言に耳を傾ける~>
・太宗ほど臣下に諫言を求めた君主は例を見ないが、臣下に諫言してもらうには君主側の配慮や工夫が必要。
・孔子曰く諫言には5つの種類ある→
「諫に五あり。一に曰く、正諫。二に曰く、降諫。三に曰く、忠諫。四に曰く、とう諫。五に曰く、風諫」。
孔子自身は、風諫が良いと。風諫とはそれとなく遠まわしに仄めかすやり方。

<4章~人材を育成し、登用し、活用する~>
・『韓非子』に「下君は己の能を尽くし、中君は人の力を尽くし、上君は人の智を尽くす」と。リーダーたる者はいかに人の智恵を出させるかが問われる。

<5章~明君と暗君を分かつもの~>
・明君とは自己抑制を徹底できる者。“忍”以外の何者でもない。
・“高殿の造営を許さず”→避暑避湿だけのための高殿など民に財政的負担を強いるので我慢すべきである。
・“神仙は虚妄なり”→不老不死の術などありもしないものを求めて如何わしい者に食い物にされてはいけない。
・“兵は凶器なり”→史記にある言葉。戦争や武器は国家国民の大事であり、よくよく検討して扱うものであらねばならない。戦略論、戦術論である『孫子』でさえ同様の主旨を指摘している。
・“言語は君子の枢機なり”→『易経』の言葉で、リーダーにとって言葉は統制上の重要な手段であるゆえ慎重に扱わないといけない。
『漢書』には有名な“綸言、汗の如し”がある。
綸言とは『礼記』にある言葉で、王から発言された言葉のこと。



【所感・解釈】
・リーダーやリーダーシップについて書かれた本はそれこそ五万とある。そのうち、せいぜい20冊くらいしか読んではいないが、ここでは本書を越えてこのテーマを扱った書籍全般について以下に。

・その本は“リーダー論”なのか、“リーダー学”なのか、“リーダーシップ論”なのかの峻別は重要である。
この謂いにおいて、本書は“リーダー学”であり“リーダーシップ論”である。
(もちろん貞観政要が“リーダー学”であり“リーダーシップ論”であるからだ。)
・では“リーダー論”とは何なのか?
“リーダー論”とは、あるリーダーが語った自身の思考様式や行動様式のことである。

・“リーダー論”の本を読んで自分もそれを真似ようとすることは良くない。
特定のリーダーシップスタイルはその人の人格、個性と切り離せない属人的なものだからだ。
極端な例を挙げれば松下幸之助を読んで何かできる部分だけを真似ようとしてはいけない。
部分だけ真似ては、本来の自身の思考様式や行動様式と食い違いが生じ支離滅裂になる。
真似るなら全部を真似て全部を実践することである。そんなことはできない。超人的なリーダーシップなのだから。
もちろん感銘することは大いに結構だし、座右の書にしてもいいのだが。

・リーダーのポストに就こうとする人が、あるいは就いた人が、
リーダーとは?リーダーシップとは?
と学ぼうとするなら、本書をはじめとする“リーダー学”か“リーダーシップ論”の書籍を選ぶことだ。



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